明日から　二月で　今日は　早いもので　もう　末日、近隣では
インフルエンザA型が流行っていまして　気をつけている　毎日
ですが、昨日は　銀行関係の出納等事務書類が山積みでした。
はやく　春が　来ないかな　と　願うような　心境　です。

今日は　介護支援専門員のシステムや　介護報酬等について
ぼやく形に　なりますが　この辺を　詳しく　書いてみます。

施設のほうも　介護支援専門員(ケア　マネージャ 以下ケアマネ
と表記しますが)は　必置の職種で 施設に入園されている皆さん
(クライアント)　の　個別　ケアプランの　短期・中期・長期 目標
をご本人やご家族、施設内各職種と協議して作成しております。
アセスメントにかかる基本ツールは　各施設で　マチマチですが
本施設では　包括的自立支援プログラムを　下敷きにして食事、
入浴、排泄や医療、コミュニケーション、ADL (日常生活動作)等
チェックしていき、国の薦めるI C F(国際生活機能分類)に添って
計画し、御承認を得て　実行して　更に　見直して行きます。
アセスメント　ツールも医療系のMDS-HC(ミニマム　データセット
ホームケア)等々　方式や様式が他にも　沢山あってその中から
各事業所が　使用する　一種の　道具の　役割で　選択しますが
計画を導き出すための道具ですから　その結果はある程度到達
点が　ケアマネの力量にも　よりますが　同じ頂点に なるはずの
システムです。この内　何種かはケアマネ 合格時の講習で紹介
され、喜楽園の場合も施設とデイと訪問と居宅介護では　其々の
担当者の　使い勝手の良いツールで　バラバラに なっています。
そもそも　ケアマネ資格は　介護保険制度の中の一資格で国家
試験ではなく、資格更新も五年毎に　何十時間かの講習を受講
しなければ無効になってしまうわけで　その都度受講料や旅費
宿泊費の個人負担も大きく、その内容も　余り感心するものでは
ありません。受験資格もその職種は多岐に渡りますが、各五年
以上の実務経験を要します。それで　やっと本題に 入りますが

居宅介護支援事業所　(在宅ケアサービスのプランニング等業務)
のケアマネについて　基本的にケアマネ一人に対してクライアント
39名が　最大利用担当者数で　要介護者さんは1、要支援者さん
は 0.5の数でカウントし、39名を オーバー できません。月　単位で
入院や諸事情で　利用キャンセルの　月もあり　異動もあります。
それに担当数が30名を超える所で　結構　ハードワーク気味です。
利用料は今のところ全部介護保険が10割負担してますが、いずれ
利用者負担も一割・二割の声が出て来ています。それでその内訳
の介護報酬が　要介護度4・5の方が13,000円、要介護度1・2・3の
方が10,000円、要支援1・2の方が 4,120円(但し8名まで　のみ)の
報酬単価を金額に置き換えました。それで単純に 平均値を取って
月　@1万円として× 35名(必ず異動が起こる)で　月35万円の収入
との計算で　これには人件費だけではなく事務所維持費や車輌費
ガソリン代、電話等通信費、事務緒費や損害賠償保険料　等まで
含まれる訳ですから　人件費は勿論のこと　大幅な 赤字になるの
が 　目に見えるわけです。個人で独立営業したとしても 全部込み
の 最大で410万円以下の収入では　笑ってしまう他はありません。
医療との連携、月の　サービス　プランニング、その確証、月額個人
負担料の 算定と堤示、サービス担当者会議、サービスのキャンセル
から　突発的な依頼の対処、事業所との　調整、老夫婦世帯、独居
老人、認知症を有するご利用者への説明　と納得、この他 一ヶ月の
ケア支援体制を御依頼の月負担料内で　マネジメントするわけです。
ここに内容を　並べただけでも　バーンアウトしそうな　気配でしょう。

それで有識者と言われる人たちが　ケアマネの　質の低下や研修や
向上の意義を　いかに　力説した　としても　現に　医療職に　就いて
いらっしゃる方が　医療法人等　病院の人事で　配属される　以外は
年収を　下げてまでも　ケアマネ　職に　従事することは　ないわけで
質の向上を　ずっと厚生労働省の　諮問委員会等で 議論されていて
それは　それで　当然のこと　なのですが　その 足元 根本 を　まず
是正して　いかないこと には　解決しない　問題点　です。
ケアマネ　スタッフが何名、何十名の大規模な居宅介護支援事業所
には加算がついて　プラスアルファの　収入が　ありますし、地域包括
支援センター(地域の要支援者等の支援)は　地元自治体からの補助
金が入ってのやりくりで　収支を合わせている かたちですが 地方の
居宅介護支援事業所は　なぜ　それでも　事業を 中止しないのかと
いえば 地域福祉　介護の　社会福祉法人としての　使命感も　あり
ますし、デイや　ヘルパー、ショート等　在宅　介護福祉　サービスの
窓口を失いますし、地域の在宅サービスの横の連携も取りにくくなり
ご利用者のサービス　囲い込み(自法人のサービス事業所のみ斡旋)
は　しておりませんが　多少赤字体質でも　撤退できないのが　本音
と　なります。本当に　国のお役人様は　デイの　時間区分の変更や
ヘルパーのサービス時間短縮の　改正等　お金が　かからないように
進める智恵をしぼって　ばかり　いらっしゃると　勘ぐって　おります。

一度　きちんと　提言したかったので　長文　硬派で　まとめました。
言葉足らずの　表現や　途中で敬称(さん表記)を略していたり　など
いたらぬ文に　なっていますが　ご理解の程を　お願い　致します。

こればかりではなく　現場でのケアマネの　苦労話しは　つきること
が　ないほど　たくさんありますが　今日は　この辺で　終わります。
地方の　弱小一居宅介護支援事業所の　立場から　ボヤキました。
☆
☆☆
☆☆☆

正直　ずっと　怒っています。

写真掲載も 今日は無く　読み難い　
ショッキング　　ピンク　　カラー
で　文字　攻め　して　
みました。
☆

それでは　お口直しの　今日の B G M

♪　Sleep Walk　♪ 　Santo & Johnny
ギターとスチールの　インストで'59年のヒット曲。多分　どこかで
聴いたことのある　懐かしい　トーンのメロディです。カバーも多く
ベンチャーズ、レス　ポール、ジェフ　ベック、チェット　アトキンス
等　々　それ　ぞれ　個性的　に　カバー　して　おります。