約20年ほど前に出版された　本を再読していますが 今　読むと
非常にストーンと 石で撃たれたように　腑に落ちる　考え方 が
あって著者 内田　樹さん(仏文学者・現代思想家)の 現代におけ
る くくり方が　時代の先読みの様に感じられました。昔 読んだ
時より鋭さが増した感じで面白かったです。文化資本、二極分化
等々この十年 二十年の社会情勢や動向が 包み込まれて見える事
もあってカルチャー自体の捉え方が すべてゆとりの 内の出来事
のように おぼろげながら　浮遊していて透けて見える感じです。
個人的に波長が合うと感じた 作家等の本を続けて購入し ずっと
読み続ける傾向があって　狭く細くというのが私の持論でさらに
結構ミーハー的部分が若い時から多々あって笑ってしまいますが
その影響を被って 前期高齢者になった今も　継続中のようです。
本を読むということは 頭を使うことでなくて　単に情報や知識
を頭に詰め込んでいるだけで(インプット)別の意味で　頭を使う
ことを(アウトプット)して 適度の運動?を　頭にもさせなければ
ならない とは　某作家の方の　エッセーに あった　言葉です。
今は音楽ホリックですが活字中毒に陥った時もあって　エラソー
に　わからない言葉や　ボキャブラリーを並べていた時期もあり
まして 意味を 咀嚼していない言葉を使うのを最近は極力 避けて
おりますが 無意識に見栄を張ってる小さな自分も時々おります。
結局　解らない事や　理解に苦しむ事柄は　インプットした事も
忘れてしまう毎日でメモをどこに置いたのかさえも不明ですが....　

昨日から札幌は雪まつりで　冬季オリンピックの開催も　あと
少しに　なりました。　お天気も　久々に　晴れて　おります。
今日はタイトルが本なのに　CDの写真を掲載しておりますが、
最近のテレビ番組ではanoneとやっぱり99.9と相棒が面白い。
先月は文庫本を結構　読みましたが　それぞれ　ハズレがなく
手持無沙汰にもならず　一気読みと 数日かけてのじっくり型と
2パターンで 読み切りまして そろそろ在庫を補充しないと読む
本が　もう　無くなって　しまいます。
※彼が通る不思議なコースを私も　　※誰かが足りない　
※鳩の撃退法(上・下)※オールドテロリスト※木曜組曲
※サイタ×サイタ 等々 あと タイトルを覚えていないのもありま
すし(正確な題はヨク忘れます)特に 登場者の名や 固有名詞
が誰が誰だかわからなくなってしまって 前頁まで戻ったりして
確かめることもあります。それこそ 鳩の本のように女優名にす
るかゾウやタヌキなどの動物名のニックネームか赤や黒 A&Z
玉葱や生姜 などハッキリと 区別できる名前にしてくれると　迷
わずに 済むのに と　単純に考えますが　小説の品位もあるで
しょうし リズムやテンポ それに本全体のイメージダウンになる
可能性もあるので一部で活用したにしても 意味のある もので
なければ 読み手もあきれてしまうでしょうね。でも しかし 最近
の 自分ではその方がベターで より　読み易くなるわけで理解
力や判断力 色分けやカット割り 等の イメージ(?)も スムーズ
なるのですが それは　やっぱり高齢者のワガママ　でしょうね。

♪ Just When We Start Makin It ♪ Tower of Power
アルバムタイトル　バックトゥ　オークランドのなかのバラード。
ホーンセクションの　ムーディなアンサンブルが抜群で都会の
シティライツを思わせる輝きと洗練さが　歌にも溢れています。
16ビートのファンキーさなら同アルバム内♪ Squib cakesを　!

喜楽園　の　周り4方の内、3方を　畑　に　囲まれていて
牧歌的な　緑色に　染まって　いる　わけですが、季節に
よって　また　その時の　作付け野菜の　種類によっても
包まれる色の　濃淡が　その成長の度合いでも異なって
いてその構成具合で　匂いや　吹く風　景色も　常に変化
して　いく　ようです。

今日は　連絡会議が　午前中にあって 来週の各係間の
予定を　すり合わせて おります。本も再読が多いですが
つぼみ茸ムース(森博嗣さん)無趣味のすすめ(村上　龍
さん)のエッセイ本と　小説では 盲目的な恋と友情(辻村
深月さん)の文庫本を読みました。それぞれ切り口が 独
特で頭の切り替えには 適していると 好みで思ってます。
辻村さんの ダークな心理描写は　切れ味が鋭いですね。
一気に　読みました。
頭もそうですが　体の方も　なまっていて　肩こりや腰痛
に悩まされている　今日この頃の　近況です。

お天気も　今日は　涼しくて　ご入園者様や ご利用者様
には 過ごしやすく　一番大事で　ありがたい日常が平穏
で　ある　ことが　幸いです。
♪Greensleeves♪　Jeff Beck
16世紀頃　イングランドとスコットランドの国境付近でつく
られたという英国の民謡で　淡いメロディと低音が魅力 !

新しい話題を　と　思いますが　そんなに世の中が急変
するわけもなく　桜と　森友と　誘拐と　雪崩が　最近の
話題で　悪い事　は　もう　起きて　欲しくないですね。
永年　続いて読んでいた某ブログも　二つほど　おやめ
に　なりましたし　長期間更新の無い ブログも　三つ程
あって　こちらも　そろそろ　節目の時期を迎えつつある
ように　思います。
「仏教が好き」河合隼雄さんと中澤新一さんの対談本を
再読しています。仏教は そう　好きでもないですし嫌い
でもありません　が　好みの河合さんと中澤さんのお話
ですので　宗教の起源や他の宗教との比較、仏教の持
つ「空」の凄さや科学　哲学　心理学まで含む奥の深さ
や　密教との関係、日本人の持つ生まれながらの仏教
感まで　わかったつもりになる本ですが　本質は未だに
わかりません。多分「年齢」が　読ませた　のでしょうね
否定と大肯定の繰り返しや「原仏教」の苗木を求めて !
♪ハイヤー&ハイヤー♪リタ　クーリッジ
'77 年のカバーヒット、オリジナルはジャッキー　ウィル
ソンの歌。やさしく 包み込むような歌声は　リタ 独自の
持前で私も彼女のアルバムを 4,5枚 所有していること
から　カバー曲が 多々ありますが　大好きな歌声です。
♪Your Love is Liftin' Me Higher Than I've ever ...

音楽雑誌
レコード　コレクターズの増刊号と　3月号の写真です。
増刊は洋楽Rock&Popsアルバム名鑑1978-1985vol.3 と
3月号の特集は　ブリティッシュハード ロックの誕生タイトル
で ニッチでマニアック(ではないけれど)向け情報がぎっしり
で　愛好者としては　増刊の約千枚超のアルバムジャケット
もカラー印刷なのが　嬉しい　の一言です。音楽に関しては
カタログ好きですので　約半日間の読破で　楽しみました。
大体'85年以降は　音楽から離れていた時期なのでちょうど
の年の区切りでもあります。これ以降はリアル タイムで聴く
こともなくなって わかりませんし　あまり興味もわきません.
購入も　これ以前の　オールディズ　モノ　ばかりです。
歌謡曲　J-POPでいうとマリオネット　CHA-CHA-CHA 雪国
ロンリーチャップリン　あたりから　あとは　おぼろ　ですね。
(昭和から　平成への　変わり目　直前ぐらいです。)
楽器もそうですが　十数年を経て　又　ホビーに戻ってます
ので 緑寿からのメッセージとして　好きな趣味は 自分の為
に残しておいた方がベターです。若干の好奇心や情報収集
も　楽しいひと時ですし　超マニアやコレクターやオタクでは
なく　軽く 趣味シュミが　一番気軽で　役に立たない 情報と
一般的には思われていても 気にせず継続する事が自分の
豊かさになりますしその ひっかかりが 脳を刺激しますので
自分が好きなことを捨てることもなく　こうしてブログには 駄
文として掲載できているのも　趣味雑聴の功だと思います。

　たとえ人付き合いが　悪くても 変に　孤立化は　しません。

♪　Feels so good ♪ チャック　マンジョーネ
フュージョン系の　フリューゲルホーン奏者　軽快で 素直に
聴ける　秀曲です。本当のJAZZ愛好家からは不評をかって
いますが そのスマートなポップス風味に味わいがあります。

早いもので　2月も　あと二日です。ちょうど　人事や 法改正に
より新体制移行手続きや理事会　評議員会の組織改選それに
当初予算や新年度の事業計画、各会計 本年度の補正予算と
決算見込みと　これらに伴う規定改正等の狭間の時期で嵐の
前の静けさと　いうところです。3月の中旬や年度末にはこれら
の結果を示すわけで ドォド　ドドーッと仕事のリザルトを求めら
れる時期に　移行　していきます。小休止というのか 時の狭間
ちょうど夜明け前の谷間 準備期間的季節として捉えています。
さて
土日は家庭内雑務と　買い物　部屋のお掃除等を済ました後
いつも買って読んでしまう 森博嗣さんのGシリーズを読みまし
た。S&M、V、Wシリーズそれに四季シリーズのその後の展開
のような形の(主人公の世代も変わっていますが) Gシリーズ
で　ジグβは神ですか　と　キウイγは時計仕掛け　の 文庫 本
の二冊です。期待を裏切らない作家ですので (中には 反りが
合わない他シリーズや短篇もありますが)面白く 読めました。
昔のキャラの 犀川、西之園、瀬在丸、国枝そして四季等々の
スゴキャラの存在感も残っていて時折 重要な所で出てきます
し、今の　Gの軽キャラ主人公達の設定や絡みもあって　勿論
ストーリーも 今風になっているので　それなりに　読後感の重
なりも 味わえて　又　新展開　にも　期待　して　しまいます。
♪　Vas Dis ♪ Wishbone Ash
英ブリティッシュ　アッシュ 2枚目の巡礼の旅　トップを飾る曲。
テッドとパウエルのツインリードGと マーティンのベースうねり
ジャズ風味インスト 元曲はJAZZオルガンのジャック マクダフ
スキャットボイスとドラムとの絡みも独特の ビートを感じます。

相棒Ⅳ　劇場版　レイブン(鴉)　を　家族で　観てきました。

面白かったですね。その夜　テレビでⅠも観て　官房長が
(ファンでした)懐かしかったですが　右京 &冠城 バディの
窓際コンビも　大活躍です。杉下右京さんの走りと横飛び
と　ピースサインが　特に　良かったです。
番(映)宣で　いろいろな　番組に　出ていますが 製作費も
さぞかし　と　思いますので　露出も増える　わけですね。
テレビのシリーズも15ですので　いろいろ言われてますが
続いて　欲しいものです。
作中の　BGMが大きすぎて　過剰に感じた以外は　やはり
映画館の　スクリーンで 見た方が　感情移入ができますし
リアル感が　数倍ありますので　お薦めです。

ストーリーと　ネタバレは避けて　あとは　他の媒体を活用
されれば　もっと深く 内容は 判りますので ここでは　都会
の写真を　掲載しておきますので(桜田門ではないですが)
この辺で　! バレンタインも もう関係なくなった年齢ですし。

平成29年の　仕事始めの日です。
穏やかな　お正月で　施設も　年末は救急車等のお世話に
なりましたが　今年は　無事に　過ごして　おります。
デイサービスセンターも　開始し　新年のご挨拶を済ませて
おります。七草と成人の日を過ぎますとお正月気分も納まり
日常へのシフト替えになりますが平穏無事な本年でありたい
と願っております。(毎年　願うこのことは　いつも同じです。)
本も　お休み中　3冊ほど読みましたが　先日札幌への出張
の際購入の文庫本で すべて真夜中の恋人たち(川上未映子
さん著)がたんたんとした内容と　言葉の選択で 印象に残り
ました。タイトルほどロマンチックではなく　むしろ真逆な生活
を緻密に綴っていて　ショパンの　ピアノ曲が哀しく流れます。
♪ラブ　イズ　ストレンジ♪　ポール　マッカトニ―&ウィングス
昔ラジオ深夜放送のジングルではなく コーヒーブレイク時に
使われていたイントロの部分が軽快な曲、♪アナザデーや ブ
ラックバード　スタンダードな♪　ケセラセラにも 通じる曲調で
この辺　は(カバー曲ですが)ポールの 右に出る人はいない。
ドラムに　からむギターのメロディと偶のオルガン音色それに
ベースと　イントロだけで1分半もあるシンコペーション リズム
の妙です。ヒットもせず　埋もれた存在　ですが　「好きな曲」。

熊本地震が　予測できない　前震　本震　そして大きな余震も
続いていて 現地の不安な日々が　なかなか　終息しません。
どうぞ　被災された　皆様の健康と　一日も早く日常の生活に
戻られます事を願っております。色々な場で 縁の下の力持ち
的役割を担っている皆様方に　陰ながら声援を惜しみません。
福祉施設の皆さんも　普段にも増して　ローテーションや支援
が　キツイと感じますし　まして　被災されていてのケアワーク
等　目にみえない働きや人知れずのご苦労も 多々あることと
思いますのでくれぐれも できる範囲内でのご活躍を継続する
ことが　一番だと思います。(小規模でしたが噴火時の避難も
一応経験しておりますので参考にならないとは思いますが。)
※　心はホットに　頭はクールに　!

この時期に　書くのは　そぐわない かもしれませんが、あえて
自分 の　日常　雑感　を　綴ります。
かなり前に購入し 長くて覚えにくいタイトルで手つかずにいた
村上春樹さん の 文庫本　色彩を持たない多崎つくると、彼の
巡礼の時　を読みました。どうも　題が 購買意欲を惹きつけず
パスしようか　迷ったけれど　なんとなく買って　最初は十数枚
づつ　何回かに分け期待せず就寝前の子守唄がわりでしたが
中盤からは　一気に　震災前に読みました。無色透明なつくる
とアカ　アオ　シロ　クロ　高校時代の五人組の　お話が　核に
なり　年齢の設定や 主人公以外のエピソードがちゅうぶらりん
感はありましたが　後半は　面白かったです。私としてはクロに
魅かれます。カラーレスの主人公が多くの色を吸収してやっと
自分の　カラーを　出せるまでの　物語で　賛否　両論　ですが
タイトルと　題材が　最後に 意味を持つ 形に 向かう小説です。
恩田さんの長編や 森さんの本にも　遠く通じるような　筋です。

BGMはウィッシュボーン　アッシュ　の2ndアルバム　巡礼の旅
を全曲くりかえし流して 聞いてみて下さい。さぁスキャットから!

内面的に　特異な不安を持っていても　なんとか斜めに構えて
生きていて日常生活に不安がない人向きの小説だと思います。

高齢化してくると　よく高音が聴き取りにくくなりますし シャキ
シャキした音　に 対して　耳障りな感じに　なりますが　最近
よくCDでも　再発時(デジタル)リマスターして　音質や音圧を
調整したり　エフェクター等により　リミックスしなおしたりして
リニューアルされる場合が多いですが 確かにノイズは少なく
クリアーな 仕上がりになって　良い場合も　ありますが　特に
その曲を聞いていた 当時 の 音 が　まだ　頭の中で 響いて
いて それに　近い音響と　サウンドを　求めてしまいます。
最近のは　線が細い感じがして　あれ―っ という　馴染み 音
サウンドが 再現されてなくて なかなか しっくり こないもので
多分　ひとつの　「塊」と しての音が　細分化されているので
昔のようには　聴こえてこないのだろうと　推測しています。
ソフトだけではなくオーディオ機器や　環境の違いもあります
が　もしかして 自分の聴力の　変化によるかも知れません。
見方　聴こえ方　感じ方　全部　個人の 主観性に属していて
客観的な　ことは　その 本人には　理解できないわけです。
久々に　バンドの練習があって　音は散々でしたが　今後の
方向性や　新曲にも取り組んでベースもまだ全然できてない
ので必死に覚えなければなりません。リズムさえ取れてない
のがあってこれからひと月は多分その曲ばかりの練習です。

あとラバーソウル 井上夢人さん著を　やっと読んで　変質的
なストーカーのお話しですが　最初はタイトルで買って　少し
読むと 失敗したかと思いましたが ラストは　やはりせつない
驚きの結末でその人の持つ　美学 が　浮かび上がりました。
ビートルズのLPラバーソウルの収録曲順にストリーが進んで
A面とB面のラストに それぞれ作者独自のボーナストラックが
挿入されていてアクセントになっています。♪Day　tripper　と
♪We can wark it out でアルバムタイトルのとおりゴム底靴
(本物の 米ソウル音楽ではない 魂)この二曲は それぞれ同
時代の　ジョン作と　ポール作の曲でレノン　マッカートニーと
クレジットされてますが 異なる両者の特徴が良く表れてます。