昨日のGS考を書くのに一時間ぐらいかかってしまって、我ながら
珍しく字数を使ってしまいました。だいたい自分の興味のない話
は、たとえ音楽であっても読みませんので　パスした方も多いと
思います。しかし北海道の法人・施設の運営指導と　介護保険
の監査が明日という　この時期に　よく関係のないことに時間を
費やしたと　自分でも　感心して　しまいます。マァ　余裕がある
と　言えば聞こえは　良いのですが、単なる　気分転換です　ね。
今日も　そのため　書類の山　のチェックに　追われております。
それで今日は手短に　タイトルのアルバムは向かって左の写真
で(ボケていますが)1980年前後はこのアルバムと増尾好秋さん
のグッドモーニングばかり聴いていました。ちょうど　時代と自分
の生活サイクルにフィットした　両アルバムだったと　思います。
この後'85年頃から2001年までは　ほとんど音楽から遠ざかった
時期でそれだけに思い入れがすべてつまっているアルバムです。
(ですから、そのあたりの歌や曲は　余り取り上げて　いませんし
コメントを入れるだけの　情報も　ないわけです。)　この　二枚は
日本の　フュージョンサウンドの　幕を　開けた　両　バンドです。
当時のプリズムのメンバー(敬称略)は和田アキラ(G)森園勝敏(G)
渡辺建(B)久米大作(K)伊藤幸毅(K)鈴木リカ(Ds)で　MornigLight
から　LoveMe ラストの　Prismまでリラックスした　サウンドです。
と　いうことで'77から'82までは　これ　ばかり　聴いていました。

少し　長くなりますが　写真と　リンク　させて　1960年代　後半の
4年間前後にブームとなったグループサウンズ　について　まとめ
てみます。ローティーン　から　ハイ　ティーンに　かけての　青春
真只中のことで一度　ピックアップ特集したいと思っていました。

最近はGSというとガレージ・サウンドのことですが、日本　特有の
一時期の音楽現象としての　グループサウンズについて　興味の
ある方だけ　お読み願います。多分この回だけでは書ききれない
と思いますが 最初はその前の日本の音楽情況から 説明します。

戦後　古賀メロディ　服部メロディ　が　あって　'55年に　米国で
ロック　アラウンドザ　クロック(ビル・ヘイリー&コメッツ)　の　ヒット、
翌年日本では　プレスリーの　ハートブレイクホテルのカバーが大
ヒットします。中村八大(ピアノ)さん等の　ジャズブームが　あり
ウェスタン　や　ハワイアン　バンドが　数多く　活躍します。その
バンド専属のシンガーがソロとしてデビュー　ロカビリー　ブーム
が　起こり、　ブギウギ・マンボ・ツイスト・ドドンパ　の　リズムが
流行って、作曲家に転向した八大さんの曲　黒い花びら　などが
ヒットしました。60年代に入り　ベンチャーズ、　アストロノウツが
来日し、エレキブームと　なり　ビートルズも　全米デビュー後に
全世界を制覇し、スィートなアメリカンポップスが　下火になって
PP&M　やキングストントリオ、ブラザースフォーなどの　フォーク
ソングブームに少し遅れて　テスコやグヤトーン等日本製エレキ
ギターやアンプが生産され　大量に売れて　まず　ベンチャーズ
コピーバンドが竹の子のように増えました。同時に　ウェスタン
バンドがそれぞれ独自にリードボーカルをたてたり　バンドで歌
も唄ったりで、スパイダーズとブルーコメッツがその初期のGSの
形となり、そのフォロワーとして、若い世代が　プロダクションや
ライブ場のニーズにより、勿論　商業的　成功の裏付けの　もと
で　量産　されて　いったと　いう　背景が　あります。
(ここまでが序章です。)
　
　それでは　そのGSのバンド名と代表曲(個人的に好きな)を一曲
のみ羅列していって　この回を終わります。この続きは近々　また
書き込みたいと　思っていますので　宜しく　お願いします。
　
　青い瞳(ブルーコメッツ・何と　いっても　イントロの　ドラムです)
　ノーノー　ボーイ(スパイダーズ・ドアの　そとで　ちょっと　だけ)
　この手のひらに愛を(サべージ・あの寺尾聡さんがベースでした)
　想い出の渚(ワイルドワンズ・ユアベィビーは歌練習我楽団初歌)
　バラ色の雲(ビレッジシンガーズ・カバー再ヒットの亜麻色髪も)
　落ち葉の物語(タイガース・チョコレート色の秋のメルヘン　歌)
　エメラルドの伝説(テンプターズ・十和田湖キャンプ　皆で歌った)
　好きさ×3(カーナビーツ・ゾンビーズのカバー/アイ高野さん歌)
君に逢いたい(ジャガーズ・若さゆえに続くギター　東洋フレーズ)
恋はもうたくさん(ダイナマイツ・村八分　山口富士夫さんギター)
　銀色のグラス(G・カップス・加部さん　FVロケットベースが唸る)
　スワンの涙(オックス・ガールフレンドとともに　王子様サウンド)
　真冬の帰り道(ランチャーズ・喜多嶋舞さん父・加山雄三 Fam B)
ひとりの悲しみ(ズーニーブー・また逢う日まで　の　元歌　です)
　君なき世界(ビーバーズ・石間さんのギター・ムッシュの　作曲)
　朝までまてない(モップス・新宿のACBかラセーヌで　見ました)
　銀の鎖(リンド&リンダーズ・甘めボーカルと哀愁 関西サウンド)
　マイラブ×2(ヤンガーズ・遅れてきたGS 殆どヒットしなかった)
雨のバラード(スィングウェスト・近隣施設開設時湯川さん熱唱)
　愛のリメンバー(バニーズ・寺内タケシバンドで唯一の歌ヒット)
レッツゴー オンザビーチ(アウトキャスト・もうワンフレーズ欲しい)　
青春(ハプニングスフォー・キーボード主体のユニークな　歌集)
　遠い渚(シャープ・ホークス・ホタテマン力也出演TVエレキ合戦)
　小さなスナック(パープルシャドゥズ・エコー　リヴァーブ満喫歌)
　締めは　本当に　GS下火になった時に　デビューというバッドな
　タイミングで殆どヒットしなかったジャネット　の♪美しい季節♪
　
名曲ぞろいで　この選曲での　オムニバス　アルバムがあれば
　買い　です。　ほんとうに　短くも美しく　燃えた　時代でした。
　　
　　番外になりますが　永ちゃんの　シングル　♪China Town♪
写真のとおり懐かしくて　一時ダウンタウンの歌番組のテーマ曲
として再セルフカバーしたバージョンです。著書　成り上がりにも
書いてありますが、「大和」というバンドで　ノーバディのお二人
と組んでいたわけですが解散後フジテレビリブヤングにキャロル
として出演時ミッキーカーチスさんと内田裕也さんに見いだされ
て、タッチの差で　ミッキーさんのフォノグラムと　契約したわけ
ですが　もめて　独立して　CBSソニーとソロとして契約し現在
に至るわけですが、その辺も今度の機会に書きます。キャロル
時サイドギター&ボーカルのジョニー大倉さんが　バイトしてた店
に来ていて、バッドフィンガーのアルバムを　買って　頂きました。
タイガースの森本太郎さんは渋く　メル・トーメをお買い上げです。