熊本地震が　予測できない　前震　本震　そして大きな余震も
続いていて 現地の不安な日々が　なかなか　終息しません。
どうぞ　被災された　皆様の健康と　一日も早く日常の生活に
戻られます事を願っております。色々な場で 縁の下の力持ち
的役割を担っている皆様方に　陰ながら声援を惜しみません。
福祉施設の皆さんも　普段にも増して　ローテーションや支援
が　キツイと感じますし　まして　被災されていてのケアワーク
等　目にみえない働きや人知れずのご苦労も 多々あることと
思いますのでくれぐれも できる範囲内でのご活躍を継続する
ことが　一番だと思います。(小規模でしたが噴火時の避難も
一応経験しておりますので参考にならないとは思いますが。)
※　心はホットに　頭はクールに　!

この時期に　書くのは　そぐわない かもしれませんが、あえて
自分 の　日常　雑感　を　綴ります。
かなり前に購入し 長くて覚えにくいタイトルで手つかずにいた
村上春樹さん の 文庫本　色彩を持たない多崎つくると、彼の
巡礼の時　を読みました。どうも　題が 購買意欲を惹きつけず
パスしようか　迷ったけれど　なんとなく買って　最初は十数枚
づつ　何回かに分け期待せず就寝前の子守唄がわりでしたが
中盤からは　一気に　震災前に読みました。無色透明なつくる
とアカ　アオ　シロ　クロ　高校時代の五人組の　お話が　核に
なり　年齢の設定や 主人公以外のエピソードがちゅうぶらりん
感はありましたが　後半は　面白かったです。私としてはクロに
魅かれます。カラーレスの主人公が多くの色を吸収してやっと
自分の　カラーを　出せるまでの　物語で　賛否　両論　ですが
タイトルと　題材が　最後に 意味を持つ 形に 向かう小説です。
恩田さんの長編や 森さんの本にも　遠く通じるような　筋です。

BGMはウィッシュボーン　アッシュ　の2ndアルバム　巡礼の旅
を全曲くりかえし流して 聞いてみて下さい。さぁスキャットから!

内面的に　特異な不安を持っていても　なんとか斜めに構えて
生きていて日常生活に不安がない人向きの小説だと思います。