今回の改正の内容が、やっと見えてきた段階です。
詳細な厚生労働省のQ&Aが、いまだに出ておりません
ので、まだまだ細部の詰めを 施設では、できていない
現況です。予防事業についても暗中模索です。 これで
4月1日スタートに間に合わせようとしてるのですから、
完全に事業者泣かせの カオス世界に、身を任せています。
介護の社会化でデビューした保険制度ですが、 施設から
在宅サービスへのシフト、規制緩和による民間資本の導入、
外部評価による情報開示化、市場原理の導入による競争の
激化、 消費者動向による消費者主導のサービス展開等々
言葉では簡単に括れますが、あくまでも 「都会向け」に、
「介護保険の改正」を、国は 構築している ようです。
経済政策ひとつとっても、マル経から近経、ケインズ経済学
等の流れを経て、ひとつにくくれるような現代社会では、もう
ないはずで、「理想と現実との乖離の助長」すら 感じます。
今回の改正ですが、特にケアマネージャーとヘルパーとデイ
事業所が維持できなくなる報酬単価と減算で、そもそも10月
の居住・食費等の改正前倒し施行で、「施設本体」が減収して
いますので、赤字体質の 前記3事業の維持は、本体の浮き部分
があってこそ継続できたもので、「高齢者福祉の地域支援」を
少なからず担っていた現実を、理解してない としか思えません。
一時 「介護ブーム」と呼ばれ、コムスン・ニチイ学館・ベネッセ・
ジャパンケア等大手企業の参入により○兆円産業といわれた時期が
ありましたが、「ブーム」と名が付くと 急激にすたれる様に、今、
新たな冬の時代を迎えようとしています。
大手企業各社の路線も、各社会福祉法人の対応も 左右 両極に
はっきり分かれてきています。 辛口批評というよりは、愚痴に
なってしまいましたが、厳しい現実と選択が迫っています。
♪BGM♪ ケアレス
AOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)大人向け シティ
ミュージックと呼ばれてるジャンルでスティーブン・ビショップ
の歌です。切なく甘い メロディと歌声です。 Can☆